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立石諒選手のブレスト技術

本日は、私の同世代である立石選手のブレスト技術について、

画像を使い、解説をしていきたいと思います。

立石諒選手

ミキハウス所属

スタイル 平泳ぎ

ロンドン五輪 銅メダリスト

現在、現役アスリートとして、テレビなどでも活躍

特徴

ロンドン五輪で、北島選手をコンマ数秒で破り、メダリストとなり、一躍ヒーローとなりました。

その立石選手の特徴としては、ストローク数が少ないことが上げられると思います。

また、そのストローク数の少なさを体現する泳ぎ方を一言でいうと

「滑らかブレストストローカー」

顔には似つかぬ、泳法です。(立石君ごめんw)

まるで、「女子小学生、S1がブレストです。」

というような、泳ぎ方かと思います。

つまり、日本人の女性スイマーの参考になるような泳法であるといえます。

姿勢について、お腹の部分でキレイに揚力を使い浮かんでいますね。

画像をみると、この段階だと手の位置と足の位置の高さがほぼ同一ですね。

見ていると、立石選手は、グラインドをし、ストリームラインをとる際に、上体を下げて、

体がまっすぐになることを意識しているようですね。

ギュルタ選手と比較しても、姿勢の良さがわかります。

ギュルタ選手は、ブレストのストリームラインの取り方が非常に素晴らしいことで有名な選手です。

つまり、胸部が下げることが大切なのがわかりますね。

ストローク

こちらについても特徴があります。

この点について、滑らかさの秘訣があるのではないかと思います。

他の選手と比べると、プルの力に頼っていない泳ぎ方になります。

それがわかる画像がこちら。

アウトスイープを大きく広げているが、水面の近くをなでるように水を集め、

インスイープする前の段階から、肘を曲げて引いてしまい、

リカバリーを速くすることを心掛けているようです。

また、キャッチに力を入れすぎないことによって、

姿勢が崩れてしまうことを防いでいるのではないかと思います。

また、インスイープを親指からスカーリングに近く形でカットし

リカバリーを水の上から下に向けて、肘を中心に動かしているのがわかります。

この際に、足が立ちすぎてしまうということも伴う、リスクのある泳ぎ方ではないかと思います。

つまり、調子のよし悪しに影響を受けるというような繊細な技術のいる泳ぎ方かと思います。

ただ、このような泳ぎ方は、小学生の女子でもできるようになりますし、

それができると、全国レベルで闘うことができるようになる泳法だと思います。

技術が低いというわけではありません。

立石選手は、ストロークについては肘を中心に動かし、また、水面の近くで動かすことによって

パワー効率の良い、繊細な泳法を体現し、ストリームラインをキープする力を磨くことによって

ストローク数を減らしつつ

ロンドンでメダリストになったのかと思います。

今や競泳選手としては、ベテランに位置づけられますが、今だ現役選手として、活躍をしているのが納得できますね。

キック

ウィップとウエッジの間に位置づけられるようなキックをしているかと思います。

先ほど少し触れたように、引きつけの際にどうしても、ももがたってしまうような

リスクのある泳法をしています。

その分、引きつけの時間を減らすこと

姿勢を崩さないこと

を気をつけているように思われます。

この泳法をして、あの姿勢を毎回取れるのがすごいですね,,,

ということで、女性スイマーの方にはオススメの泳法かと思います。

参考にしてみてくださいねー。


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