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筑波論文 バタ足の速さに繋がらないかもしれない...

  • 2018年7月4日
  • 読了時間: 2分

クロールで泳ぐ際の抵抗(姿勢)との関係をバタ足という切り口から分析した論文が発表されました。

簡単に内容を説明しますと

クロールにおけるバタ足の泳速度への影響可能性

1,1m/s (25m 25秒以上)抵抗よりも影響が大きい

1,3m/s (25m 20秒より速い場合) 影響よりも抵抗が大きい可能性があり

つまり、競泳の速度で泳がれている大半の方にとっては

キック動作が泳速度への影響よりも抵抗が大きくなる可能性がある

という可能性を書いております。

ここで大切なのが

バタ足を行うことがクロールを速く泳ぐために必要ではない。

という結論が出たわけではないということです。

キック動作で生じる抵抗というのは

クロールでバタ足を打つと逆に進まなくなる可能性があるくらい大きいものである。

という表現をしてます。

筑波大学 論文 バタ足

別の観点から考えると

プルだけの方が自分は進んでいるな,,,

と感じたことがある方もいると思います。

その感覚はもしかしたら間違っていないかもしれません。

ということが筑波の研究グループによる見解だと思います。

バタ足の技術がいかに大切か。

ということが言えると思います。

この検証では、

バタ足とは、推進力を増やす役割よりも下肢が下がることによって抵抗が増えることを防ぐ役割を担っている。

ということを証明したかったのかな。と思いました。

筑波のサイトにもあるように、上半身と下半身は連動するので

足だけ動かさないで浮かせるということも難しいです。

・抵抗がないように推進力を作るバタ足をいかにしていくのか。

・連動はどのようにとっていくのか。

そのような点を意識することが重要かと思います。

○参考文献

1、https://www.jbiomech.com/article/S0021-9290(18)30406-8/fulltext

2、http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201806291400.html


 
 
 

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